今日は気仙沼に煙突掃除に行ってきました。
気仙沼には感謝の気持ちで頭が上がらないIさんという人物がおります。
出会いはおよそ三年前、とある薪ストーブ雑誌で弊社を知って頂き、何度も遠い所ショールームに足を運んでついに念願だった薪ストーブを設置しました。ストーブはヨツール「F500BP」。
奥様が薪ストーブのある生活を夢見ていて、旦那さまがその夢を叶える形となったのです。
ストーブを設置して1,2か月経ったあの3月11日。
気仙沼は大津波で甚大な被害を受けました。
まさかIさんの所まで津波はいっていないだろうと思いながらも心配していた所、Iさんから電話がかかってきました。
津波でストーブが流されたという事でした。
僕らは大変ショックを受けました。
ところが、「チジョウさんで付けた煙突はしっかり残ってる。一度見に来るといい。」と言われ実際に見に行ったところ、
わずかな柱と一緒に煙突が残っていました。
そこからまた縁が生まれ、新築してもう一度夢の続きを見るため、薪ストーブを同じく「F500BP」を取り付けたのです。
そして今回初めて煙突掃除に至りました。
Iさんに感謝の気持ちで頭が上がらないのは気仙沼の方々と沢山の縁を作ってくれたということもあります。
気仙沼からIさんの紹介で来たという方が数知れず。
一年そこらでこれだけ薪をつくったんです。これから80才を迎えるとは思えない。
この光景は全世界の薪ストーブユーザーに勇気と希望を与えることでしょう。
正直Iさんについては書ききれない。本気で書いたら一冊の本が出来るかもしれない。